監修者

株式会社インシュアラ 代表取締役
金松 裕基
株式会社インシュアラ(信頼の解体レスキュー)の代表取締役社長であり、同サイトの監修者を務める金松裕基氏。 建物解体、内装解体、店舗解体を主な事業とし、その豊富な経験と専門知識を活かして「信頼」のサービスを牽引しています。代表として、また業界の専門家として、安全かつ高品質な解体工事の実現に尽力し、顧客からの厚い信頼を得ています。

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株式会社インシュアラ 代表取締役
金松 裕基
株式会社インシュアラ(信頼の解体レスキュー)の代表取締役社長であり、同サイトの監修者を務める金松裕基氏。 建物解体、内装解体、店舗解体を主な事業とし、その豊富な経験と専門知識を活かして「信頼」のサービスを牽引しています。代表として、また業界の専門家として、安全かつ高品質な解体工事の実現に尽力し、顧客からの厚い信頼を得ています。
悩むお客様相続した実家が空き家になってるんだけど、どう活用すればいいか全然わからない…。賃貸?売却?それとも解体?



空き家の活用方法は大きく7パターンあります。建物の状態と立地によって最適解が変わるので、一つずつ見ていきましょう。
空き家の活用方法を探しているあなたへ。この記事では、空き家の活用方法を「そのまま使う」「リフォームする」「解体して土地を活かす」「売る」の4つの方向性に分けて、全7パターンを比較しています。
実は、ネットで見つかる空き家の活用記事のほとんどは不動産会社やリフォーム会社が書いたもの。当然「賃貸に出しましょう」「リノベしましょう」という結論に偏りがちなんですよね。
この記事を書いている私たちインシュアラは、解体工事の実績1,000件以上に加え、空き家の買取やリフォームも手がけている会社です。だからこそ「この空き家は壊した方がいい」「いや、リフォームして貸した方がいい」「そのまま買い取れますよ」と、偏りなく判断できる立場にあります。
空き家を放置していると固定資産税はもちろん、特定空家に指定されるリスクも。この記事で自分に合った活用方法を見つけて、早めに動き出しましょう。
総務省の住宅・土地統計調査によると、日本全国の空き家はおよそ900万戸。総住宅数に占める割合は13.8%に達しており、およそ7軒に1軒が空き家という計算になります。
しかも、この数字には別荘や賃貸用の空き物件も含まれています。問題なのは「居住目的のない空き家」で、こちらは約390万戸。この20年間でほぼ2倍に増えました。
① 少子高齢化と人口減少
地方を中心に住む人が減り、家だけが残る状態が加速しています。
② 相続後の放置
「実家を壊すのは忍びない」「費用がかかる」という理由で、相続しても手をつけない人が多いのが実情。
③ 固定資産税の落とし穴
建物を解体すると土地の固定資産税が上がるため、「壊すに壊せない」という状態に陥りがちです。ただし、実際の税負担は「6倍」ではなく3〜4倍程度。これについては後ほど詳しく解説します。
2023年12月には空家等対策特別措置法が改正され、新たに「管理不全空き家」という区分が追加されました。以前は「特定空家」に指定されなければ固定資産税の優遇は維持されていましたが、管理不全空き家に指定されても優遇が外れるようになっています。
つまり、空き家を放置するリスクは年々大きくなっているということ。「いつかやろう」ではなく、今こそ活用方法を真剣に考えるタイミングです。
建物の状態がまだ良好なら、大きな費用をかけずにそのまま活用する道があります。初期投資を抑えたい方に向いている方法です。
空き家の活用方法としてもっともシンプルなのが、そのままの状態で賃貸に出す方法。ファミリー層からの需要が高く、入居者が決まれば安定した家賃収入を得られます。
ポイントは「最低限の修繕で貸せる状態かどうか」。壁紙の張り替えやハウスクリーニング程度で済むなら、数十万円の投資で収益化が可能です。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 初期費用が比較的少ない(数十万円〜) 毎月の安定収入が得られる 建物があるため固定資産税の軽減措置を維持できる | 入居者が見つからない場合は維持費だけがかかる 入居中のトラブル対応・管理が必要 築年数が古いと耐震性やインフラに不安が残る |
観光地やアクセスの良い場所にある空き家なら、民泊としての活用も選択肢のひとつ。古民家をそのまま活かした宿泊施設は、外国人観光客を中心に人気があります。
ただし、民泊には都道府県への届出が必要で、年間の営業日数は180日以内という制限がある点に注意してください。立地と運営の手間を考慮して判断しましょう。
若者やリモートワーカー向けのシェアハウスとして運営する方法もあります。1棟で複数の入居者から家賃を得られるため、通常の戸建て賃貸より高い収益率が期待できるケースも。
一方で、建築基準法上の用途変更(住宅→寄宿舎)が必要になる場合があり、事前に確認が欠かせません。入居者同士のトラブルリスクも考慮しておきましょう。



正直に言うと、「そのまま貸せる空き家」は全体の2〜3割程度。残りの7割以上は何らかの修繕が必要です。まずは建物の状態を専門家にチェックしてもらうことをおすすめします。
「建物自体はしっかりしているけれど、そのままでは住めない・貸せない」という場合は、リフォームやリノベーションが選択肢になります。
相続した実家をリフォームしてセカンドハウスや将来の住まいにするパターンです。新築を建てるよりコストを抑えられることが多く、思い出のある家をそのまま活かせるメリットもあります。
費用の目安としては、部分的なリフォーム(水回り+内装)で200万〜500万円程度。間取り変更や耐震補強を含むフルリノベーションだと、1,000万〜2,000万円が相場になります。
空き家をリノベーションして、賃貸物件やカフェ、アトリエなどに転用する方法。古民家をリノベしてゲストハウスにする事例は全国的に増えています。
部分リフォーム(水回り+内装)…200万〜500万円
全面リフォーム(間取り変更なし)…500万〜1,000万円
フルリノベーション(間取り変更+耐震+断熱)…1,000万〜2,000万円以上
※自治体によっては空き家リフォームに使える補助金があります。金額は工事費の1/3〜1/2で、上限は50万〜100万円程度が一般的です。
ただし、ここで解体のプロとして正直にお伝えしたいことがあります。
築40年以上で構造体(柱・梁・基礎)に問題がある場合、リフォーム費用が新築と変わらない金額になることがあります。シロアリ被害や雨漏りが進行していると、壁を剥がしてみたら想定外の追加費用が発生した…というのは珍しくありません。



私たちは解体もリフォームもやっているので両方の現場を知っていますが、「リフォームに800万円かけるなら、解体して更地にして売った方が手残りが多い」というケースを何度も見てきました。建物の状態次第なので、まずは現地調査が大事です。
建物の老朽化が進んでいる場合や、建物より土地に価値がある場合は、空き家を解体して更地にしてから活用する方法が有効です。
空き家を解体した後の更地は、さまざまな用途に転用できます。代表的なのは以下の4つ。
| 活用方法 | 初期費用の目安 | 収益性 | こんな立地に向いている |
|---|---|---|---|
| 月極駐車場 | 解体費+アスファルト舗装(50万〜100万円程度) | 月2〜5万円/台 | 駅周辺・商業地域・住宅密集地 |
| コインパーキング | 解体費のみ(運営会社が設備を負担するケースも) | 立地により月10万〜50万円 | 繁華街・病院周辺・駅前 |
| 太陽光発電 | 解体費+設備費(100万〜300万円) | FIT制度で20年間固定収入 | 日当たりの良い郊外の土地 |
| 貸地(定期借地) | 解体費のみ | 土地価格の2%前後/年 | 住宅地・事業用地 |
駐車場経営は初期投資が少なく、いつでも売却に切り替えられる柔軟性がメリット。コインパーキングなら、運営会社に一括借上げしてもらえば管理の手間もかかりません。
空き家の解体費用は構造と広さによって異なります。一般的な木造住宅(30坪)の場合、90万〜150万円が相場。鉄骨造やRC造になると坪単価が上がり、150万〜300万円程度になることもあります。
補助金の活用…多くの自治体で空き家解体の補助金制度があり、上限20万〜100万円程度。工事費の1/5〜1/2を補助してくれるケースが一般的です。
残置物の事前処分…家財道具を自分で処分すると、業者に任せるより数十万円安くなることも。
複数業者からの相見積もり…解体費用は業者によって差が出るため、必ず3社以上から見積もりを取りましょう。
空き家を解体する際に一番心配されるのが、固定資産税の増加です。「6倍になる」という話をよく聞きますが、これは正確ではありません。
たしかに、住宅用地の特例(小規模住宅用地で1/6に減額)が外れるため、計算上は6倍に見えます。しかし実際には、更地の課税標準額に「負担調整措置」が適用されるため、実質的な税負担は3〜4倍程度に収まるケースがほとんどです。
そもそも空き家を放置して「特定空家」や「管理不全空き家」に指定されると、建物があっても住宅用地特例が外されてしまいます。つまり、放置しても解体しても税負担は同じになる可能性があるということ。それなら、解体して土地を有効活用した方が経済的にはプラスになるケースが多いんです。
「管理の手間から解放されたい」「まとまった現金がほしい」という方には、空き家を売却する方法が向いています。売り方には大きく2つあります。
| 比較項目 | 仲介(不動産会社経由) | 買取(業者が直接購入) |
|---|---|---|
| 売却価格 | 市場価格に近い金額で売れる可能性 | 市場価格の50〜80%程度 |
| 売却までの期間 | 3ヶ月〜1年以上かかることも | 最短1〜2週間で現金化 |
| 仲介手数料 | 売却価格の3%+6万円(税別) | 基本的に不要 |
| 向いているケース | 時間に余裕がある・立地が良い | すぐに手放したい・状態が悪い |
立地が良く建物の状態もまずまずなら、不動産会社に仲介を依頼して市場価格で売るのがベスト。一方、築年数が古い・建物の劣化が激しい・すぐに現金化したいといった場合は、買取業者に直接売却する方が現実的です。
ちなみに、空き家を売却して利益が出た場合、一定の条件を満たせば譲渡所得から最大3,000万円の特別控除が受けられます。ただし、この特例には期限があり、令和9年(2027年)12月31日までに売却する必要があるため、検討中の方は早めに動いた方がいいでしょう。
古家付きのまま売ると解体費用はかかりませんが、買い手が「解体費用を差し引いた価格」で交渉してくることが多く、結局は値引きされがち。
逆に、先に解体して更地で売ると買い手が付きやすくなりますが、売れるまでの間は固定資産税が上がります。
どちらが得かは立地や建物の状態によって変わるので、解体業者と不動産会社の両方に相談して比較するのがおすすめです。
ここまで紹介した7つの活用方法を、費用・収益・手間・向いている条件で一覧にまとめました。
| 活用方法 | 初期費用 | 収益性 | 管理の手間 | 向いている条件 |
|---|---|---|---|---|
| ① 戸建て賃貸 | 数十万〜200万円 | ★★★ | 中(管理委託可) | 状態が良い・賃貸需要がある立地 |
| ② 民泊 | 100万〜300万円 | ★★★★ | 高(運営が必要) | 観光地・交通アクセスが良い |
| ③ シェアハウス | 100万〜500万円 | ★★★★ | 高 | 都市部・若者が多い地域 |
| ④ リフォーム自宅 | 200万〜2,000万円 | ―(自己利用) | 低 | 自分や家族が住む予定がある |
| ⑤ リノベ収益化 | 500万〜2,000万円 | ★★★★ | 中〜高 | 建物に魅力・構造が健全 |
| ⑥ 解体+土地活用 | 100万〜300万円 | ★★〜★★★ | 低〜中 | 建物の劣化が激しい・土地に価値 |
| ⑦ 売却(仲介/買取) | 0円〜解体費 | 一括現金化 | なし | 管理から完全に解放されたい |
「どの方法がいいかまだ迷う…」という方のために、判断の助けになるチェックリストを用意しました。以下の5項目を順番に確認してみてください。
まず確認すべきは建物の状態です。屋根や外壁の損傷、雨漏り、シロアリ被害、基礎のひび割れがないかを専門家に診てもらいましょう。構造体に問題がなければリフォーム、問題があれば解体の方向で考えるのが合理的です。
駅からの距離、周辺の賃貸需要、人口動態をチェック。賃貸需要があるエリアなら賃貸活用、需要が薄いエリアなら売却や解体+土地活用を優先的に検討した方がいいでしょう。
リフォームには数百万〜数千万円、解体は100万〜300万円程度が必要です。手元資金に余裕がない場合は、補助金の活用や、買取業者への売却(費用ゼロ)を検討しましょう。
遠方に住んでいて管理が難しいなら、売却か管理を全て委託できる方法を選ぶべき。月に1回でも通えるなら、賃貸や駐車場経営も選択肢に入ります。
固定資産税の変化、売却時の譲渡所得税、3,000万円特別控除の適用可否を確認。特に3,000万円控除は令和9年12月末までの期限付きなので、売却を検討中の方は早めに動くことが重要です。
建物の老朽化による倒壊リスク、害虫・害獣の発生、不法侵入や放火のリスクが高まります。2023年の法改正により、管理不全な空き家は「管理不全空き家」に指定され、固定資産税の軽減措置が外される可能性もあります。最悪の場合、行政代執行で強制的に解体され、その費用を請求されるケースもあるため、早めの対策が重要です。
「6倍」というのは計算上の最大値であり、実際には負担調整措置が適用されるため、3〜4倍程度に収まるケースがほとんどです。建物分の固定資産税がなくなることも考慮すると、トータルの負担増はさらに小さくなります。
多くの自治体で空き家解体の補助金制度が設けられています。補助金額は自治体によって異なりますが、解体費用の1/5〜1/2、上限20万〜100万円程度が一般的です。申請は工事着手前に行う必要があるため、解体業者に相談する段階で補助金の有無も確認しましょう。
一般的に解体費用(木造30坪で90万〜150万円)の方がリフォーム費用(最低でも200万円〜)より安くなります。ただし、解体後の土地活用や売却まで含めたトータルの収支で比較することが大切です。どちらが得かは個別の条件次第なので、両方の見積もりを取って比較することをおすすめします。
相続した空き家を売却する場合、一定の条件を満たせば譲渡所得から最大3,000万円の特別控除が受けられます。ただし、この特例は令和9年(2027年)12月31日までに売却することが条件です。適用にはいくつかの要件があるため、税理士や不動産会社に相談してみてください。
空き家の活用方法は、ネットの情報だけで最適解を見つけるのは正直難しいところ。建物の状態、立地条件、ご家族の事情、予算、将来の計画…すべてを総合的に判断する必要があるからです。
インシュアラは解体工事の実績1,000件以上。空き家の解体はもちろん、買取やリフォームもワンストップで対応しています。「解体すべきか、リフォームすべきか、それとも売った方がいいのか」、まずはお気軽にご相談ください。現地調査とお見積もりは無料で対応しています。