監修者

株式会社インシュアラ 代表取締役
金松 裕基
株式会社インシュアラ(信頼の解体レスキュー)の代表取締役社長であり、同サイトの監修者を務める金松裕基氏。 建物解体、内装解体、店舗解体を主な事業とし、その豊富な経験と専門知識を活かして「信頼」のサービスを牽引しています。代表として、また業界の専門家として、安全かつ高品質な解体工事の実現に尽力し、顧客からの厚い信頼を得ています。

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株式会社インシュアラ 代表取締役
金松 裕基
株式会社インシュアラ(信頼の解体レスキュー)の代表取締役社長であり、同サイトの監修者を務める金松裕基氏。 建物解体、内装解体、店舗解体を主な事業とし、その豊富な経験と専門知識を活かして「信頼」のサービスを牽引しています。代表として、また業界の専門家として、安全かつ高品質な解体工事の実現に尽力し、顧客からの厚い信頼を得ています。
RC造2階建ての解体をご検討の皆様、はじめまして。株式会社インシュアラ、代表のインシュアラ太郎です。解体を前に、「費用は一体いくらかかるのか」「何から手をつければ良いのか」といったご不安をお持ちではないでしょうか。RC造の解体は専門性が高く、費用も高額になりがちです。だからこそ、正確な知識と信頼できるパートナー選びが不可欠です。この記事では、1000件以上の解体実績を持つプロの視点から、RC造2階建ての解体費用相場から内訳、費用を抑えるテクニックまで、皆様の疑問がすべて解消されるよう徹底的に解説いたします。
まず結論から。RC造2階建ての解体費用は、坪単価6万円~9万円が相場であり、延床面積35坪の住宅であれば総額210万円~315万円程度が目安となります。ただし、この金額は建物の基本解体費であり、立地条件や外構の有無によって変動することを念頭に置く必要があります。
RC造2階建ての解体費用は、大きく3つの要素で構成されます。1つ目は建物そのものを壊す「本体工事費」、2つ目は駐車場やブロック塀などを撤去する「付帯工事費」、3つ目が各種申請や近隣対策にかかる「諸費用」です。最終的な費用はこれらの合計で決まります。例えば、同じ35坪の建物でも、広い庭やカーポートがあれば付帯工事費が加算される仕組みです。弊社では、この3つの費用を詳細に分けた「明朗会計」の見積書を提出し、ご納得いただけるまで丁寧にご説明することをお約束します。
【面積別】RC造2階建て 解体費用シミュレーション早見表
| 延床面積 | ① 本体工事費の目安 (坪単価7万円) | ② 追加費用の目安 (付帯工事・諸費用) | 総額費用の目安 (①+②) |
| 30坪 | 210万円 | 50万円~100万円 | 260万円~310万円 |
|---|---|---|---|
| 35坪 | 245万円 | 50万円~100万円 | 295万円~345万円 |
| 40坪 | 280万円 | 70万円~120万円 | 350万円~400万円 |
| 45坪 | 315万円 | 70万円~120万円 | 385万円~435万円 |
| 50坪 | 350万円 | 80万円~150万円 | 430万円~500万円 |
| 55坪 | 385万円 | 80万円~150万円 | 465万円~535万円 |
| 60坪 | 420万円 | 100万円~180万円 | 520万円~600万円 |
※この表は、標準的な立地条件を想定した概算費用です。
追加費用は、面積が広くなるにつれて、ブロック塀や駐車場、庭なども大きくなる傾向を考慮し、幅を持たせています。
重機が入れない狭小地や、アスベストが発見された場合などは、別途費用が加算されます。より正確な金額については、無料の現地調査をご依頼ください。
解体費用は立地によっても変動します。都市部は人件費や廃棄物処分場までの距離が遠いことから、郊外に比べて坪単価が1万円~2万円ほど高くなる傾向があります。また、重機が入れない「狭小地」や、トラックが停められないほど道が狭い場所では、手作業での解体が増えるため人件費がかさみ、費用が2割~5割増しになることも珍しくありません。正確な費用を知るためには、必ず専門家による現地調査が必要になるのです。
解体費用の総額だけでなく、その内訳を正しく理解することが、適正価格を見極める上で非常に重要です。弊社が常に「明朗会計」を徹底しているのも、お客様に安心してご依頼いただくためです。ここでは、費用の詳細な内訳を解説します。
本体工事費は、解体費用の大部分を占める中心的な費用です。具体的には、RC造の頑丈な柱や梁、壁、床といった躯体を重機で破砕する作業費、発生したコンクリートガラなどをトラックに積み込む作業費、そして現場内での重機の移動や整地にかかる費用が含まれます。RC造はこの躯体解体に手間と時間がかかるため、木造に比べて本体工事費が高額になるのです。
付帯工事費は、建物本体以外に撤去するものがある場合に発生します。
諸費用は、工事を安全かつ円滑に進めるために不可欠な経費です。代表的なものに、粉じんや騒音を防ぐための足場や養生シートの設置費用(仮設養生費)があります。また、前面道路の交通量が多い現場では、安全確保のための交通誘導員の人件費も必要です。その他、建設リサイクル法の届出などの各種申請費用や、工事前の近隣挨拶にかかる費用もここに含まれます。
解体工事で発生したコンクリートガラや鉄筋は、産業廃棄物として法律に則って適正に処理しなければなりません。その処分場に支払う費用が産業廃棄物処分費です。RC造は木造に比べて廃棄物の重量が格段に重いため、この処分費も高額になります。そして、不法投棄などがないよう、廃棄物の処理工程を管理・証明するのが「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」です。この発行管理にも費用がかかります。
RC造の解体は、木造のようにただ壊すだけではありません。その頑丈な構造ゆえに、現場の状況に合わせた専用の重機や工法を選定する必要があります。最適な工法を選ぶことが、安全性と効率性を高め、結果的にコスト削減にも繋がります。
RC造2階建ての解体方法には、大きく分けて2つあります。1つは、地上からロングアームの重機で解体する「地上解体」です。これは敷地に重機が入るスペースがある場合に採用され、効率的です。もう1つが、敷地が狭く重機が入れない場合に用いる「階上解体」です。これは小型重機をクレーンで屋上に吊り上げ、上から少しずつ壊していく方法で、手間がかかる分、費用と工期が増加します。弊社では多数の自社車両と重機を保有しており、現場に最適な機械を迅速に投入できます。
躯体を壊す工法にも種類があります。弊社では有資格者が現場状況を判断し、これらの工法を最適に組み合わせることで、無駄のない解体を実現します。
| 工法名 | 特徴(メリット) | 注意点(デメリット・騒音など) | 費用感 |
| 圧砕機工法 | 騒音・振動が比較的小さい | やや作業スピードが遅い | 標準 |
|---|---|---|---|
| ブレーカー工法 | 作業スピードが速い | 騒音・振動が非常に大きい | 標準 |
| ワイヤーソー工法 | 低騒音・低振動で精密な切断が可能 | 作業時間が長く、コストが高い | 高い |
RC造の解体で最も重要なのが、近隣への配慮です。弊社では、粉じんの飛散を抑えるための散水を常時行うことはもちろん、建物全体を隙間なく養生シートで覆い、必要に応じて防音パネルも設置します。また、大きな音が出るブレーカー作業は、平日の日中の短時間に限定するなど、作業時間の管理を徹底します。着工前の丁寧なご挨拶と説明で、近隣の方々のご理解を得ながら、慎重に工事を進めることをお約束します。
当初の見積もりから費用が上振れしてしまうケースには、いくつかの共通した要因があります。弊社では、1000件以上の実績からこれらのリスクを事前に予測し、対策を講じることで、お客様の不安を解消します。
建物内に家具や家電、布団といった生活用品(残置物)が多く残っている場合、その処分費用が追加で発生します。これらは産業廃棄物として処分する必要があり、量が多いと数十万円の追加費用になることもあります。費用を抑える最も効果的な方法は、解体前にご自身で自治体のルールに従って処分していただくことです。
重機が敷地内に入れない、または前面道路が狭くトラックが停められない場合、費用は確実に上振れします。重機の代わりに手作業で解体する「手壊し」の割合が増え、人件費が大幅に増加するためです。また、道路にトラックを停めるためには「道路使用許可」の申請が必要となり、安全確保のための交通誘導員も配置せねばなりません。
隣の建物との距離(離隔)が1m未満など、非常に近い場合、解体作業はより慎重さが求められます。万が一にも隣家を傷つけることがないよう、通常よりも頑丈な足場を組み、養生シートも二重にするなど、安全対策を強化する必要があります。このような養生の強化は、材料費や人件費の増加に繋がり、費用が上乗せされる要因となります。
建物を撤去した後、地中から想定外のものが出てくることがあります。これが「地中埋設物」で、追加費用が発生する最大の原因です。以前の建物の基礎やコンクリートガラ、古い浄化槽や井戸など、その種類は様々です。これらを撤去・処分するためには、追加の作業と費用が必要となります。
地中埋設物は、正直なところ「解体してみないと分からない」というのが実情です。だからこそ、私たちが最も重視しているのが、契約前に「もし埋設物が出た場合、1㎥あたりいくらで撤去します」という単価を書面で明確にお約束することです。この事前の取り決めが、お客様を追加費用の不安からお守りする最大の誠意だと考えています。
2006年以前に建てられた建物の場合、アスベスト(石綿)が含有された建材が使われている可能性があります。法律により、解体前には必ず事前調査が義務付けられており、アスベストが発見された場合は、専門的な除去作業が必須となります。この除去費用は、レベルや面積によって数十万円から数百万円になることもあり、解体費用全体を大きく押し上げる要因です。
同じ延床面積35坪のRC造2階建て住宅でも、立地条件や建物の状況によって費用がどう変わるのか、具体的な3つのケースでシミュレーションしてみましょう。
| ケース | 現場の条件 | 費用が変動した主な要因 | 総額費用の目安 |
| 標準ケース | 前面道路4m・重機進入可 | 特になし | 約345万円 |
|---|---|---|---|
| 狭小地ケース | 前面道路2.7m・重機進入不可 | ・階上解体、手壊し併用 ・クレーン代、交通誘導員費 | 約455万円 |
| アスベスト有ケース | 標準的な立地+アスベスト含有 | ・アスベスト除去費用(レベル3) | 約425万円 |
RC造2階建ての解体工事は、思い立ってすぐに始められるものではありません。着工前の準備から完了後の手続きまで、計画的に進める必要があります。
業者選定、現地調査、見積取得、契約を行います。その後、業者は建設リサイクル法の届出や道路使用許可の申請、そして近隣へのご挨拶を進めます。
足場・養生の設置から始まり、内装解体、躯体解体、基礎撤去、整地という流れで作業が進みます。天候や現場の状況によって変動します。
工事完了後、施主は法務局へ「建物滅失登記」を申請する義務があります。これを忘れないようにしましょう。
2022年4月から、建物の解体・改修工事を行う前に、有資格者によるアスベストの事前調査を行うことが全面的に義務化されました。アスベストは飛散のしやすさ(発じん性)によってレベル1~3に分類され、レベル1の吹付け材が最も危険性が高く、厳重な対策が必要です。RC造2階建てでは、外壁の仕上材や床のビニルタイル(レベル3)などが発見されるケースが多くあります。
アスベストの対策には3つの工法がありますが、解体工事の場合は「除去」一択です。
| 工法 | 概要 | 費用影響 | 解体時の適用 |
| 除去 | アスベストを全て取り除く | 高い | 必須 |
|---|---|---|---|
| 囲い込み | 板材で覆い隠し飛散を防ぐ | 中程度 | 不可 |
| 封じ込め | 薬剤で表面を固め飛散を防ぐ | 比較的安い | 不可 |
事前調査の結果は、アスベストの有無に関わらず、行政へ電子システムで報告する義務があります。レベル1または2のアスベストが発見された場合は、作業開始の14日前までに労働基準監督署などへの届出が必須です。除去したアスベストは「特別管理産業廃棄物」として、厳重に梱包し、許可を得た専門業者によって最終処分場へ運ばれます。
多くの自治体では、倒壊の危険性がある老朽化した空き家の解体に対して、費用の一部を補助する制度を設けています。「さいたま市 空き家 解体 補助金」のように、「お住まいの自治体名+空き家 解体 補助金」で検索し、ご自身の建物が対象になるか確認してみることをお勧めします。
住宅が建っている土地には、固定資産税が最大1/6に減額される「住宅用地の特例」が適用されています。建物を解体して更地にすると、この特例の対象から外れるため、翌年から土地の固定資産税が上がってしまいますのでご注意ください。
解体後に家を建て替える予定がある場合、解体業者に「どこまでのレベルで整地してほしいか」を明確に伝えることが重要です。次の建築工事でどうせ掘削するので、解体時点では簡単な整地(粗整地)で十分な場合が多いのです。不要な整地作業を省くことで、無駄な費用を削減できます。
解体費用は高額ですが、いくつかのポイントを押さえることで、賢く費用を抑えることが可能です。
相見積もりは非常に重要ですが、ただ安い業者を選ぶだけでは意味がありません。A社の見積もりには「交通誘導員費」が含まれているが、B社には含まれていない、というケースがよくあります。総額の安さに惑わされず、内訳の項目を一つ一つ確認し、「同じ工事範囲」で比較することが、後々の追加費用を防ぎ、本当にコストパフォーマンスの高い業者を見つけるコツです。
最終的に、解体工事の品質と費用は、どの業者を選ぶかにかかっています。後悔しないための業者選びのチェックポイントをお伝えします。
現地調査の精度
建物の寸法だけでなく、RCの壁厚や基礎形状、搬出経路の電線の高さまで確認しているか?
見積書の粒度
「一式」ではなく、本体・付帯・諸費用の明細と単価が詳細に記載されているか?
産廃処理の適正さ
保険・トラブル対応体制
良い業者は、現地調査で見るポイントが違います。ただ建物を眺めるのではなく、「どうすれば安全に、効率よく、そして安く解体できるか」という視点で、基礎の深さを推測し、重機の最適な進入路を探し、電線や障害物を確認します。この調査の質が、見積もりの精度と工事全体の品質に直結します。ぜひ、調査時の担当者の動きにも注目してみてください。
サイトが想定している地域(都市部か郊外か)、建物の立地(重機が使えるか)、アスベストの有無、そしてどこまでの工事(付帯工事)を単価に含んでいるかによって、金額は大きく変動するためです。ネット上の坪単価は参考程度と考え、必ず現地調査に基づいた見積もりを取得してください。
より小型で小回りの利く重機を選定したり、搬出作業を効率化するために一時的な仮置きスペースを確保したりします。また、近隣の方の協力が得られるのであれば、一時的に敷地や通路を使わせてもらう交渉を行うことも有効です。豊富な経験を持つ業者ほど、こうした難条件でのノウハウを持っています。
RC造の解体では、法律の基準値を超えないよう対策を講じますが、どうしても大きな騒音と振動が発生します。作業時間は、多くの自治体で午前8時~午後6時頃までと定められており、特に音の大きい作業は日中の短時間に集中させるのが一般的です。日曜・祝日は原則として作業を行いません。
最も追加費用が出やすいのは「地中埋設物」の発見時です。契約時に「埋設物が発見された場合の撤去・処分費用の単価」をあらかじめ決めておくことで、不当な高額請求を防げます。また、「残置物の処分」も追加費用になりがちなので、事前に自分で片付けておくことが最も確実な回避策です。
RC造2階建ての解体工事を成功させる鍵は、正確な現状把握と信頼できる業者選びに尽きます。ネットの情報だけで判断せず、まずは専門家による無料の現地調査と、詳細な見積もりの比較から始めることが、後悔しないための最短ルートです。
引用:建設リサイクル法 – 国土交通省
これらのチェックリストに一つでもご不安があれば、ぜひ一度、私たち「信頼の解体レスキュー」にご相談ください。業界最安値水準の価格設定、1000件以上の実績に裏打ちされた技術力、そして何よりもお客様に寄り添う「明朗会計」と「迅速対応」で、皆様の解体工事を全力でサポートいたします。日本人スタッフが、無料の現地調査から完了まで責任を持って対応しますので、安心してお任せください。