解体工事の流れを全8工程で解説|期間の目安と施主の手続き

監修者

株式会社インシュアラ 代表取締役
金松 裕基

株式会社インシュアラ(信頼の解体レスキュー)の代表取締役社長であり、同サイトの監修者を務める金松裕基氏。 建物解体、内装解体、店舗解体を主な事業とし、その豊富な経験と専門知識を活かして「信頼」のサービスを牽引しています。代表として、また業界の専門家として、安全かつ高品質な解体工事の実現に尽力し、顧客からの厚い信頼を得ています。

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解体工事は、重機が入るまでの準備に時間がかかります。大まかな順番は、現地調査と見積もり、契約、届出と片付け、近隣への説明、足場と養生、内装の撤去、躯体の解体、基礎の撤去と整地、引き渡し、滅失登記です。建物の構造が違っても、この順番はほとんど変わりません。

この記事では、木造、鉄骨造、RC造に共通する工程と、構造ごとの違い、工期の目安、施主がやることと業者がやることの分担を整理します。各手続きの詳しい進め方は、それぞれの記事に案内しています。

この記事の結論
  • 全体は準備、工事、完了後の3段階です。工事そのものより準備に長くかかることも珍しくありません。
  • 工期の目安は、木造30坪前後で2週間前後、RC造の低層で3週間〜1.5か月です。中高層のRC造は数か月かかります。
  • 施主の義務もあります。床面積80㎡以上の届出は発注者の義務で、滅失登記は所有者が申請します。
  • いつ解体を終えるかは固定資産税と売却の予定に関わるので、逆算して始めます。

監修者

株式会社インシュアラ 代表取締役
金松 裕基

株式会社インシュアラ(信頼の解体レスキュー)の代表取締役社長であり、同サイトの監修者を務める金松裕基氏。 建物解体、内装解体、店舗解体を主な事業とし、その豊富な経験と専門知識を活かして「信頼」のサービスを牽引しています。代表として、また業界の専門家として、安全かつ高品質な解体工事の実現に尽力し、顧客からの厚い信頼を得ています。

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目次

解体工事の流れを一覧で見る

まず全体像です。期間は建物や地域で変わる目安で、前の工程と並行して進むものもあります。

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段階工程期間の目安主に動く人
準備現地調査、見積もり比較1〜2週間施主、業者
準備契約、石綿の事前調査1週間前後施主、業者
準備残置物の片付け、ライフラインの停止物の量による施主
準備届出、近隣への説明着工の7日前以前から業者、施主
工事足場と養生の設置木造で1〜2日業者
工事内装の撤去と分別規模による業者
工事躯体の解体、廃材の搬出規模と構造による業者
工事基礎の撤去、整地、清掃規模と構造による業者
完了後立会い、書類の受け取り完工後すぐ施主、業者
完了後建物滅失登記、税金の確認取り壊しから1か月以内所有者
期間は木造住宅を想定した目安です。規模や条件で変わります

工事が始まるまでの準備

準備で決まる内容が、そのまま費用と工期に影響します。売却の引き渡し日や新築の着工日が決まっている場合は、そこから逆算して動き始めてください。

現地調査と見積もりを比べる

解体業者は現地で構造、面積、道路の幅、付帯物、残置物を確認してから見積もりを出します。正確な金額は、現地を見ないと出せません。複数社に頼むときは、撤去する範囲を揃えて比べましょう。比べ方は解体業者の選び方、項目の読み方は費用内訳の解説で説明しています。費用の目安は構造ごとに、木造、鉄骨造、RC造の記事を確認してください。

契約と業者からの書面説明

建設リサイクル法の対象工事では、受注者は契約の前に、発注者へ解体の計画などを書面で説明する決まりがあります。契約書には工期、請負代金、追加費用の条件を入れて、分別解体の方法と再資源化の費用も書いてもらいましょう。業者の許可と登録も契約前に確認します。確認の手順は許可と登録の違いで説明しています。

石綿の事前調査

解体工事では、建材に石綿が含まれているかを事前に調べる義務があります。建築物の調査は、令和5年10月1日以降に着工する工事から、建築物石綿含有建材調査者などの有資格者が行う必要があります。床面積80㎡以上の解体では、石綿の有無にかかわらず、元請業者が結果を労働基準監督署と自治体に報告します。

石綿が見つかれば除去の工程が加わるので、工期が延びます。特定粉じん排出等作業に当たる場合は、作業開始の14日前までの届出も必要です。詳しくはアスベストの解説を確認してください。

残置物の片付け

家具、家電、衣類などの残置物は、解体の開始までに片付けるのが基本です。環境省の通知でも、建物内の廃棄物は元の占有者が解体に先立って処理するよう整理されています。家財は一般廃棄物の扱いになるので、処分の方法は解体前の残置物処分を確認してください。片付けが終わる時期が着工の時期を決めると考えておくと、予定を組みやすくなります。

ライフラインの停止

電気とガスは、施主が契約先に連絡して停止と撤去の日を決めます。電話やインターネットの回線も同様です。水道は、粉じんを抑える散水に使うことがあるので、止める前に業者に確認してください。浄化槽や井戸がある場合は、浄化槽の撤去費用と井戸の撤去の記事を確認し、撤去の方法を見積もりの段階で決めておきましょう。

届出と許可

届出の多くは業者に代行してもらえますが、法律上の義務者は施主というものがあります。主な手続きは次のとおりです。

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手続き届出者期限と対象
建設リサイクル法の届出発注者(業者が代理可)床面積の合計80㎡以上で、着手の7日前まで
建築物除却届工事の施工者床面積10㎡を超える除却で、工事の前に
石綿の事前調査結果の報告元請業者床面積80㎡以上の解体で、工事の前に
特定粉じん排出等作業の届出発注者か自主施工者対象の石綿除去があるとき、作業開始の14日前まで
特定建設作業の届出工事の施工者対象の機械を使う作業で、開始の7日前まで
道路使用許可、道路占用許可業者道路上に足場を置く、車両を止めるとき
フロン類の事前確認元請業者発注者に書面で説明し、双方が3年間保存
詳しい対象と提出先は解体工事の届出一覧で確認できます。自治体の条例や要綱で手続きが追加されることがあります

建設リサイクル法の届出は、足場を組み始める日が着手の起点になると案内している自治体もあります。重機が入る日で数えると間に合わないことがあるので、気をつけてください。

近隣への説明

業者が工事の前に近隣へ挨拶して回るのが一般的です。施主も同行すべきかは、工事後の付き合いによって判断します。自治体によっては要綱で事前の説明を求めていて、世田谷区では工事開始の3日前までに説明するよう定めています。例文と範囲の考え方は近隣挨拶の記事にまとめています。

着工日から逆算するスケジュール

期限がある工事は、次の表のように着工日から逆算すると抜けが減ります。木造の戸建てを想定した一例です。建物が大きい場合や、石綿の除去がある場合は、もっと前から動いてください。

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着工までの期間やること担当
2か月前業者へ相談、補助金の有無を確認、図面と登記事項証明書を準備施主
1か月半前現地調査、見積もりの比較、石綿の事前調査の範囲を確認施主、業者
1か月前契約、片付けの開始、電気、ガス、回線の連絡施主
2週間前石綿除去がある場合の届出、道路の許可の申請業者、発注者
7日前建設リサイクル法の届出と特定建設作業の届出の期限発注者、業者
数日前近隣への挨拶、標識の掲示、家財の最終確認業者、施主
スケジュールの一例です。特定粉じん排出等作業の届出は作業開始の14日前まで、建設リサイクル法の届出は着手の7日前までで、ほかの日程は目安です

固定資産税の住宅用地の特例は毎年1月1日で判定します。年末に解体を終わらせるか年明けに着工するかで、税負担の年度が変わるので、秋から冬に動き出す方は特に時期を確認してください。

補助金を使うときは順番が変わる

解体の補助金を使う場合は、流れの最初に申請が入ります。多くの制度は、交付決定の前に契約や着工をすると対象外になります。業者選びと並行して、次の順番で進めましょう。

  1. 市区町村の窓口で、制度の有無と建物の条件を確認します。老朽度の事前調査が必要な自治体もあります。
  2. 見積もりを取り、申請書類を揃えて提出します。
  3. 交付決定の通知を受けてから、業者と契約して工事を始めます。
  4. 工事が終わったら実績報告をして、補助金を受け取ります。

受付期間が決まっている制度や、先着順で枠が埋まる制度もあります。国の制度と自治体の制度の仕組みは解体の補助金の記事に整理しました。

工事の工程(着工から整地まで)

ここからは工事の実際の順番です。写真は当社の施工記録からのものです。

工程1 足場と養生を設置する

建物の周りに足場を組み、養生シートや防音パネルで覆います。粉じんの飛散と落下物を防ぐためで、最初に近隣の不安が高まる工程でもあります。私道や敷地の地面を守るために敷き鉄板を置くこともあります。

解体する建物の周囲に足場と養生シートを設置し、私道に敷き鉄板を並べた着工初日の現場

工程2 内装を撤去して分別する

重機を入れる前に、建具、畳、石膏ボード、断熱材などを手作業で外します。建設リサイクル法で分別解体が義務づけられているので、混ぜて壊すことはできません。ビルや店舗では、内装の撤去だけで工期のかなりの割合を占めることがあります。当社の東京の鉄骨造ビルの記録では、内装撤去までに全体の工期の3分の1ほどかかりました。

工程3 屋根材と設備を外す

屋根材は手作業で下ろすのが基本です。業務用エアコンの冷媒回収、エレベーターや受水槽などの設備の撤去は、建物の種類に応じてここで進めます。古い屋根材や外壁材に石綿が含まれる場合は、除去か、壊さずに取り外す作業がこの段階に入ります。

工程4 躯体を解体する

建物の骨組みを壊す、最も音と振動が出る工程です。構造によって進め方が変わります。粉じんを抑えるために、作業中は散水します。

RC造の解体現場で重機がコンクリートのがらの上に乗り、躯体を解体している様子

工程5 廃材を分別して搬出する

躯体の解体と並行して、木くず、コンクリートがら、金属などを品目ごとに分けて積み込みます。産業廃棄物の処理を確認するマニフェストは、排出事業者である元請業者が交付します。運び出しが遅れると現場が詰まり、工程全体が遅れます。

解体中の木造住宅で木材や板材を品目ごとに分けて積んでいる現場

工程6 基礎と地中物を撤去する

地上の建物がなくなったら基礎を掘り起こします。この段階で、図面にない古い基礎、浄化槽、ガラが見つかることがあります。見つかったときの連絡方法と追加費用の決め方を、契約時に決めておきましょう。追加費用が起きる理由で確認できます。RC造では杭の扱いもこの工程で問題になります。杭抜きの解説を確認してください。

工程7 整地と清掃をする

掘った跡を埋め戻し、地面を平らにならして清掃します。売却、新築、駐車場など、解体後の予定によって仕上げの精度が変わるので、早めに伝えておきましょう。更地にする費用の記事で考え方を説明しています。

解体工事を終えて整地された更地の様子

工程8 立会いと引き渡しを受ける

完工したら現場で立ち会い、壊し残しがないか、境界標が残っているか、隣地を傷めていないかを確認します。建設リサイクル法の対象工事では、受注者は再資源化が終わったら発注者に書面で報告する決まりがあります。マニフェストの写しや工事写真もあわせて受け取っておくと安心です。

構造別の流れの違いと期間の目安

順番は同じでも、手間のかかる場所は構造で変わります。

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構造工事の特徴時間がかかる場所関連する記事
木造手作業と小型から中型の重機を組み合わせます分別、狭い道路での搬出木造の解体費用
鉄骨造鉄骨をカッターなどで切断して解体します切断と吊り下ろし鉄骨造の解体費用
RC造コンクリートを圧砕やブレーカーで砕きます破砕、大量のがらの搬出、基礎と杭RC造の解体費用

工期の目安は次のとおりです。施工記録の値は、当社が実際に工事した1件ごとの記録です。

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建物工事期間の目安根拠
木造25坪約3〜7日(記録では5日で完工)25坪の解体記録
木造40坪約4〜7日40坪の解体記録
木造80坪約10〜15日80坪の解体記録
RC造90坪記録では35日で完工仙台市のRC造の解体記録
鉄骨造ビル2棟記録では約2か月半東京のビルの解体記録
RC造の低層(30〜50坪、2〜3階)3週間〜1.5か月RC造の解体期間の記事
RC造の中規模(100〜300坪、4〜8階)2か月〜4か月RC造の解体期間の記事
準備の期間は含みません。立地、天候、石綿の有無で変わります

木造の工期の考え方は木造解体の工期の記事でも整理しています。雨や強風で作業を止める日もあるので、引き渡しの期限が決まっている工事は余裕を持たせてください。

建物の状況で変わる流れ

標準の流れに、追加の工程が入る場合があります。自分の状況に近いものを確認してください。

建て替えの場合

新築の工事と解体の日程を合わせる必要があります。住宅会社に解体も一括で頼むか、解体業者に直接頼むかを先に決めましょう。仮住まいへの引っ越し、地盤調査の時期、残す配管や塀の確認を、新築の担当者を交えて打ち合わせると手戻りが減ります。

空き家や遠方の家の場合

遠方に住んでいて立ち会えない場合は、鍵の受け渡し、残置物の確認、近隣への挨拶の方法を決めておきます。相続した家なら、解体する前に名義と相続人の同意を確認しましょう。判断に迷うときは空き家の判断基準の記事が参考になります。

賃貸アパートやテナントビルの場合

入居者との契約の終了が、工事より先に必要です。賃貸借契約の更新拒絶や解約の申入れには法律の決まりがあり、準備に時間がかかります。アパート解体の記事で流れを確認してください。

火災で焼けた建物の場合

調査が終わるまで片付けを始めず、保険と公費の可否を確認する順番が先です。火事の解体費用の記事で説明しています。

施主と業者の役割の分担

分担があいまいなまま進むと、手続きの漏れが起きます。見積もりの段階で、次の分担を書面で確認してください。

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内容主に施主主に業者
建物の準備残置物の片付け、貴重品の確認残置物の処分の手配(許可が必要な範囲に注意)
ライフライン電気、ガス、通信の停止の連絡水道の使用、撤去の時期の調整
届出建設リサイクル法の届出の委任状届出の作成と提出、石綿の報告、除却届
近隣必要に応じて挨拶に同行工事の説明、苦情の窓口
工事中地中物が出たときの判断工程の管理、安全管理、分別、マニフェストの交付
工事後立会い、滅失登記証明書の発行、再資源化の完了報告

工事が止まりやすい場面

工程の遅れには、よく起きる形があります。先に手を打てば、多くは避けられます。

  • 片付けが終わらない 残置物が残ると内装の撤去に入れません。業者と着工日を決めるのは、片付けの目処が立ってからにします。
  • 石綿が後から見つかる 調査が不十分だと、除去の計画と届出のやり直しが必要になります。調査の範囲を確認してください。
  • 近隣から苦情が入る 騒音や粉じんの苦情で作業を止めることがあります。解体工事の騒音の記事と近隣トラブルを避ける方法を確認してください。
  • 地中から障害物が出る 追加の撤去と費用の相談で数日止まります。連絡の手順と単価を決めておきます。
  • ライフラインの撤去が間に合わない 引き込み線の撤去が遅れると足場が組めません。解体の日程が決まったらすぐ連絡します。

過去の相談で多い失敗は解体工事のトラブルの記事にまとめています。

解体工事の期間を短くするためにできること

工事そのものの速さは現場の条件で決まりますが、全体の期間は施主の段取りでかなり変わります。

  • 片付けを先に終わらせる 残置物がなければ内装の撤去にすぐ入れます。
  • 図面を探しておく 構造、面積、石綿の調査が早く進みます。
  • 電気とガスの連絡を早めに入れる 引き込み線の撤去は事業者の予約が必要で、足場の設置の前に済ませます。
  • 決定者を1人に決める 相続人が複数いる場合は、窓口を1人にしておくと判断が遅れません。
  • 補助金の有無を早めに確認する 審査の期間を見込まないと、期限のある工事に間に合いません。

工事中に施主が確認すること

毎日現場に行く必要はありませんが、次のことは確認しておきましょう。

  • 工程表と連絡先をもらう 音が大きい期間が分かれば、近隣にも伝えやすくなります。
  • 標識を確認する 許可や登録の番号と、建設リサイクル法の届出の控えの内容を照らし合わせます。
  • 写真で報告してもらう 遠方なら、節目ごとに写真を送ってもらうと安心です。
  • 地中物の判断は書面で残す 追加費用が発生するときは、作業の前に写真と金額をメールなどで受け取ります。

工事が終わったあとの手続き

工事が終わっても、施主の手続きが残っています。

建物滅失登記

建物を取り壊したら、不動産登記法にもとづき、所有者が取り壊しの日から1か月以内に建物滅失登記を申請します。業者が発行する建物滅失証明書と、業者の資格証明書、印鑑証明書を使うのが一般的です。建物滅失登記の記事に手順があり、証明書の書き方は取り壊し証明書の記事で説明しています。

固定資産税の確認

住宅用地の特例の判定は、毎年1月1日時点で行われます。年内に解体を終えると、翌年度から土地の税額が上がる場合があります。工事の時期を決める前に、固定資産税の記事で仕組みを確認してください。

書類の保管

建設リサイクル法の届出の控え、フロン類の事前確認の書面、再資源化の完了報告、マニフェストの写し、工事写真などは、まとめて保管しておきましょう。売却時に地中物や石綿の説明を求められたときの材料にもなります。

解体工事の流れでよくある質問

解体工事は全部でどのくらいかかりますか?

工事だけなら木造30坪前後で2週間前後が目安です。これに業者選びや片付け、届出の準備が加わるので、余裕を見て1か月から2か月前に動き始めると安心です。RC造の中高層は工事だけで数か月かかります。

解体工事の手順で施主がやることは何ですか?

業者選びと契約、残置物の片付け、電気やガスの停止の連絡、届出の委任、近隣への説明の分担、完工時の立会い、滅失登記の申請です。多くは業者が案内してくれますが、責任が施主にあるものも含まれます。

解体工事の工程で一番うるさいのはいつですか?

躯体の解体と基礎の撤去です。特にRC造の破砕は騒音と振動が大きくなります。工程表をもらい、近隣にも騒音が大きい期間を伝えておくと苦情を減らしやすくなります。

着工までに最低限必要な期間はありますか?

建設リサイクル法の届出は着手の7日前まで、石綿の除去が特定粉じん排出等作業に当たれば14日前までです。実際には調査や契約、片付けの時間が必要なので、これらの期限より前から動いてください。

雨の日も解体工事はしますか?

小雨なら作業することもありますが、強風や大雨は安全のために止めることがあります。工期には予備の日を見込んでおいてください。契約書に天候で遅れた場合の扱いがあるかも確認しましょう。

工事中に立ち会う必要はありますか?

毎日の立会いは通常必要ありません。最初の確認と、地中物が出たときの判断、完工時の立会いには参加できるようにしておきましょう。遠方の場合は、写真で進捗を報告してもらう方法があります。

まとめ

解体工事の流れは、準備、工事、完了後の手続きの3段階です。構造が違っても順番は同じで、違いは時間のかかる場所に出ます。施主は片付けと連絡の段取りを進めながら、届出の控えと完了報告を受け取り、取り壊しから1か月以内に滅失登記を申請してください。引き渡しの期限がある場合は、解体業者の選び方を確認して早めに相談を始めましょう。

参考資料

解体費用の全体像

木造の解体費用

RC造と鉄骨造の解体費用

建物の用途別

付帯工事と片付け

解体工事の流れと手続き

業者選びとトラブル

空き家の判断

施工の記録

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