解体費用の要素と節約するには

●建物の構造と延床面積
建物の構造は大きく木造、鉄骨造、RC造に分類されます。
費用の高いの順でいくと、RC造 > 鉄骨造 > 木造 となります。

建材が軽くて柔らかい木造に比べて、RC造や鉄骨造は建材や基礎が大きくてが硬くて頑丈なので解体するのに日数がかかり費用が高くなります。

また基本的に金額のベースは建物の延床面積を指標とし算出します。

坪単価と言われるものです。

坪数が大きくなるにつれて坪単価は少しづつ下がっていきます。

●建物に使われる建材と廃棄物の量
断熱材などの内装材や屋根材、外壁に使われている建材の種類によって処分費用が異なります。例えば同じ坪数の木造の建物でも築年数が浅く、断熱性能などに優れた家と築年数が経っているトタン張りの建物とでは建材の処分費が明確に差が出てきます。

●外構部分の大きさ
植栽が生い茂っていたり、大きな庭石や灯籠などがゴロゴロとあったり、家を囲む立派な擁壁や門柱や駐車場など、撤去すると危険な箇所でしたら残す方向も考えられるのですが、撤去範囲となると状況によっては外構部分の方が建物の解体費用より金額が大きくなることも十分に起こり得ます。

●立地条件
解体する建物がどのような場所にあるかによっても、解体費用が異なります。
★解体する建物が周囲の建物と近接する場合
通常よりも手間が増える可能性や、切り離し解体の可能性、それに伴う補修費用など、重機を使えない場合は手作業による解体となり、費用が高くなります。


★全面道路が狭かったり、交通量の多い道路に面している場合
通行する歩行者や車への安全の確保や交通誘導員を複数人常駐させる必要、道路占用許可を取る必要、などの敷地内の工事をするための敷地外の安全面でのケアする箇所が多ければ多いほど、費用は高くなります。

【解体費用の節約ポイント】

●残置物はなるべく処分しておく
家電製品や布団や衣類などの残置物は可能な限り処分したうえで解体工事を依頼することを推奨します。残置物が残っている状態では、処分にかかる費用が高くなってしまう場合があります。

お客様が処分すると一般廃棄物扱いになるのですが、弊社のような業者が処分するとなると産業廃棄物扱いになり、処分費用が高くなります。

ただ、あまり大きな荷物を運んで怪我をしてしまうこともあるのでご無理はしないようにしてください。

●補助金を活用する
地域によっては解体工事の際に補助金がおりる可能性があります

解体する建物が様々な条件に該当することで建物を解体する際に補助金を活用することも可能なケースがあります。解体工事にかかる費用の一部を補助金でまかなうと、数十万円分の節約となることもあります。弊社は補助金についての専門のスタッフもおりますので一度事務所へお電話してみてください。

●しっかりとした解体業者を選ぶ
建物の解体費用は業者によって異なるため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。本当に必要なものは必要、不要なものは不要と親身になって、寄り添ってくれるような業者を選びましょう。

また、ホームページのブログや施工実績に目を通すことである程度わかりますし、信頼できる解体業者を見つけられる可能性があります。

やはり一度、担当者と会って話してみることが1番の近道だと思います。また、お見積り段階の立会いでも喜んで伺いますのでぜひお話し聞かせてください。