監修者

株式会社インシュアラ 代表取締役
金松 裕基
株式会社インシュアラ(信頼の解体レスキュー)の代表取締役社長であり、同サイトの監修者を務める金松裕基氏。 建物解体、内装解体、店舗解体を主な事業とし、その豊富な経験と専門知識を活かして「信頼」のサービスを牽引しています。代表として、また業界の専門家として、安全かつ高品質な解体工事の実現に尽力し、顧客からの厚い信頼を得ています。

監修者

株式会社インシュアラ 代表取締役
金松 裕基
株式会社インシュアラ(信頼の解体レスキュー)の代表取締役社長であり、同サイトの監修者を務める金松裕基氏。 建物解体、内装解体、店舗解体を主な事業とし、その豊富な経験と専門知識を活かして「信頼」のサービスを牽引しています。代表として、また業界の専門家として、安全かつ高品質な解体工事の実現に尽力し、顧客からの厚い信頼を得ています。
RC造5階建てのビルやマンションの解体をご検討中のオーナー様へ。その大規模なプロジェクトには、一体いくらの費用がかかり、どのような手順で進むのか、ご不明な点も多いかと存じます。5階建てクラスの解体は、低層建物とは比較にならないほどの専門知識と管理能力が求められます。1000件以上の解体実績を持つ専門家として、費用相場から詳細な内訳、コスト管理術、信頼できる業者選びの要点まで、事業成功の鍵となる情報を網羅的に解説いたします。
RC造5階建ての解体費用は、坪単価8万円~12万円が相場です。しかしこれはあくまで標準的な目安であり、総額は建物の規模や立地、設備の状況によって大きく変動します。特に5階建て規模になると高所作業費や安全対策費の割合が増すため、坪単価だけでなく、複合的な要因を正しく理解することが、正確な予算策定への第一歩です。
解体費用の総額は、主に3つの要素の合計で構成されるとご理解ください。まず建物の躯体を壊す「本体工事費」、次に外構や屋上設備などの「付帯工事費」、そして仮設足場や各種申請、安全対策などの「諸費用」です。5階建て規模になると、これら全ての項目が大規模になり、特に養生足場やクレーン費用といった諸費用の割合が大きくなるのが特徴です。見積もりでは各項目の内訳が明記されているか確認することが重要です。
具体的な費用感を掴むために、面積別のシミュレーションをご覧ください。これはあくまで標準的な立地条件での概算です。アスベストの有無や地中障害物など、現場の状況によって費用は変動するため、必ず専門家による現地調査に基づいた見積もりを取得してください。
| 総延床面積 | 本体工事費の目安 (坪単価8万~12万円で計算) | 付帯工事費・諸費用など | 総額費用の目安 |
| 150坪 | 約1,200万~1,800万円 | 約700万円~ | 約1,900万~2,500万円~ |
|---|---|---|---|
| 200坪 | 約1,600万~2,400万円 | 約850万円~ | 約2,450万~3,250万円~ |
| 250坪 | 約2,000万~3,000万円 | 約1,000万円~ | 約3,000万~4,000万円~ |
| 300坪 | 約2,400万~3,600万円 | 約1,200万円~ | 約3,600万~4,800万円~ |
| 400坪 | 約3,200万~4,800万円 | 約1,500万円~ | 約4,700万~6,300万円~ |
立地条件は、解体費用を大きく左右する要因です。例えば、都心の密集地では大型重機が使えず、階上解体や手作業が増えるためコストが上昇します。幹線道路沿いは、重機の搬入は容易ですが、交通規制や多数の交通誘導員が必要となり、その費用が加算されます。一方、敷地に余裕のある郊外では、大型重機を効率的に使用できるため、費用を抑えやすい傾向にあるでしょう。
5階建てRC造の解体費用は、「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」「産業廃棄物処分費」の4つに大別されます。それぞれの項目が何を指すのかを把握することで、見積書の内容を深く理解し、適正価格を見極めることが可能になります。弊社の「明朗会計」は、これらの内訳を明確にご提示することから始まります。
本体工事費は、建物の構造体そのものを解体・搬出する費用であり、見積もりの中核をなします。鉄筋コンクリートの柱、梁、床、壁などを専門の重機で破砕し、発生したコンクリートがらと鉄筋を分別しながらダンプトラックへ積み込み、場内を整理するまでの一連の作業が含まれます。建物の規模が大きいため、作業量も膨大になり、費用全体のかなりの割合を占めることになります。
付帯工事費とは、建物本体以外に付随する構造物や設備の撤去にかかる費用です。これらの付帯物の有無が、総額を大きく変動させる要因の一つです。
諸費用は、工事を安全かつ円滑に進めるために必要な準備や手続き、安全管理にかかる経費全般を指します。5階建ての建物を完全に覆う大規模な仮設養生(足場と防音シート)の設置・解体費用が大きな割合を占めます。その他、重機やトラックの路上作業のための道路使用・占用許可の申請費用や、安全を確保するための交通誘導員の人件費なども含まれます。
解体工事で発生したコンクリートがらや鉄筋(鉄スクラップ)、内装材などの混合廃棄物は、法律に基づき適正に処理しなければなりません。この処分費用が産業廃棄物処分費です。不法投棄を防ぐため、排出事業者は「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」で廃棄物が最終処分場まで適正に処理されたかを確認する義務があります。弊社では自社車両を多数保有し、運搬コストの最適化と適正処理を徹底しています。
5階建てRC造の解体は、現場の状況に応じて最適な方法と工法を選定することが、コストと安全、そして工期を守る上で極めて重要です。地上から解体するのか、上階から進めるのか。どのような重機や工具を用いるのか。これらの選択は、専門性の高い判断が求められる部分です。
解体方法は大きく2つに分けられます。敷地に十分なスペースがあり、大型重機が進入できる場合は「地上解体」が基本です。ロングアーム仕様の重機を地上に設置し、上から順に効率よく解体していきます。一方、前面道路が狭いなどの理由で大型重機が入れない場合は、小型重機をクレーンで屋上に乗せ、上から解体を進める「階上解体」が採用されます。階上解体は綿密な揚重(ようじゅう)計画が必要で、コストも工期も増加します。
具体的な解体工法にも様々な種類があり、現場の状況に応じて適切に組み合わせることが、効率的で安全な解体に繋がります。
| 工法名 | 特徴 | メリット | デメリット(注意点) |
| ブレーカー | 強力な打撃でコンクリートを破砕 | 作業がスピーディ | 騒音・振動が大きい |
|---|---|---|---|
| 圧砕機(大割・小割) | ハサミ状の機械で静かに圧砕 | 低騒音・低振動、粉じんが少ない | やや時間がかかる |
| ワイヤーソー/コア抜き | ワイヤーや筒状の刃で精密に切断 | 低騒音・低振動、複雑な形状に対応 | コストが非常に高い |
5階建ての解体では、高さがある分、粉じんの飛散や騒音の影響範囲が広くなります。そのため、養生シートで建物を隙間なく覆うことはもちろん、作業中は常に高所からの散水を続け、粉じんの飛散を徹底的に抑制します。また、近隣への影響を最小限にするため、ブレーカーのような騒音の大きい作業は日中の短時間に限定し、圧砕機などの低騒音・低振動機械を積極的に活用するなど、作業時間と工法の管理が非常に重要です。
中高層RC造の解体には、低層住宅にはない特有のコスト増加要因が存在します。これらの要因を事前に把握しておくことで、見積もりに含まれる追加費用の妥当性を判断しやすくなり、予期せぬ出費を防ぐことに繋がります。実績豊富な業者への相談が賢明です。
建物内に家具や書類などの残置物が多く残っている場合、それらの分別・処分費用が追加で発生します。特にテナントビルでは、その用途によって残置物の内容が大きく異なります。例えば、飲食店の厨房設備やオフィスの什器、倉庫の商品棚などは、木材やプラスチック、金属が混在しており、分別に手間がかかるため処分費が高くなる傾向があります。残置物の量は、見積もり前に確認すべき重要項目です。
前面道路の幅員が狭く、大型の重機や10tクラスの廃材運搬トラックが進入できない現場は、費用が大幅に増加します。この場合、前述の通り「階上解体」が必要になり、クレーン費用が発生します。また、搬出作業においても、小型のトラックで現場と大通りを何度も往復する「小運搬(しょううんぱん)」が必要となるため、運搬効率が低下し、人件費と時間が余分にかかることになります。
隣の建物との距離(離隔)が数十センチしかないような密集地では、安全対策を格段に強化する必要があります。万が一の資材落下や倒壊を防ぐため、より頑丈な養生足場を組む必要があり、その設置・解体費用が割高になります。また、慎重な作業が求められるため、作業スピードが落ち、工期が通常よりも長くなる傾向があります。こうした工程の延長も、人件費の増加を通じて総コストを押し上げる要因となります。
地上部分の解体が終わった後、地中に予期せぬ埋設物が見つかることがあります。5階建てのような中高層建築物では、建物を支えるために地中深くまで杭が打たれていたり、地下に機械室(ピット)や大規模な基礎梁が設けられていたりする場合があります。古い建物では図面通りでないことも少なくありません。地中障害物の撤去は大規模な掘削作業が必要となり、相応の追加費用が発生する可能性があります。
現在の法律では、建物の解体前に必ずアスベストの含有調査を行うことが義務付けられています。アスベストはその危険度に応じてレベル1~3に分類され、レベルが高いほど厳重な除去作業が必要となり、費用も高額になります。また、古いビルでは照明器具の安定器に有害物質であるPCBが含まれている可能性があり、これも特別な方法で処分する必要があります。これらの有無が、費用と工期に大きな影響を与えます。
特に地中埋設物は、見積もり段階で最も予測が難しい「追加費用の種」です。弊社では、現地調査の際に古い図面や周辺の地盤データなどを可能な限り確認し、リスクを予測します。そして、万が一発見された場合の追加費用の単価を事前にお示しすることで、お客様の不安を少しでも解消できるよう努めています。
ここでは、より具体的な3つのケースを想定し、解体費用のシミュレーションを行います。条件の違いによる費用の変動が一目瞭然になりますので、ご自身の物件に近いケースを参考に、よりリアルな費用感を掴んでください。
| 項目 | 内容・費用目安 |
| 総延床面積 | 300坪 |
|---|---|
| 条件 | 重機進入可、前面道路4m以上の標準条件 |
| 本体工事費 | 約3,000万円 |
| 付帯工事費 | 約300万円 |
| 諸費用 | 約900万円 |
| 費用総額(目安) | 約4,200万円 |
| 項目 | 内容・費用目安 |
| 総延床面積 | 300坪 |
|---|---|
| 条件 | 階上解体・クレーン揚重が必要な狭小地 |
| 本体工事費 | 約3,600万円 |
| 付帯工事費 | 約300万円 |
| 諸費用 | 約1,500万円 |
| 費用総額(目安) | 約5,400万円 |
| 項目 | 内容・費用目安 |
| 総延床面積 | 300坪 |
|---|---|
| 条件 | 標準条件+外壁にアスベスト(レベル3)あり |
| 本体・付帯・諸費用 | 約4,200万円 |
| アスベスト除去費 | 約600万円 |
| 費用総額(目安) | 約4,800万円 |
解体工事は、思い立ってすぐに始められるものではありません。現地調査から始まり、契約、行政への届出、近隣へのご挨拶を経て、ようやく着工に至ります。一連の流れと必要な手続きを事前に把握しておくことで、計画をスムーズに進めることができます。信頼できる業者であれば、これらの手続きを適切に代行・サポートしてくれます。
解体工事は、以下のステップで進めるのが一般的です。
解体工事を行う上で、法律に基づく届出が必須です。延床面積80㎡以上の建物を解体する場合は、着工の7日前までに都道府県へ「建設リサイクル法」の届出が必要です。また、2022年4月からは、アスベストの有無に関わらず「石綿事前調査結果」の報告が義務化されました。その他、道路に重機を設置する場合は「道路使用・占用許可」を申請し、着工前には近隣住民への説明会を開催することも重要です。
RC造5階建ての解体工期は、建物の規模や立地条件にもよりますが、概ね2ヶ月~5ヶ月程度が目安です。ただし、解体業界の繁忙期である年度末(12月~3月)や、台風・積雪など天候不順の季節は、工期が通常より長くなる可能性があります。また、繁華街などでは夜間しか作業が許可されない場合もあり、工期に影響します。余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
アスベストやPCBなどの有害物対策は、解体工事における最重要課題の一つです。法律で厳しく規制されており、適切な手順を踏まないと厳しい罰則の対象となります。弊社では有資格者による自社施工で、調査から除去まで法令を遵守し、安全な工事を徹底しています。
アスベストはその発じん性(飛散のしやすさ)の高さからレベル1~3に分類され、危険度や対策方法、費用が大きく異なります。
| レベル | 危険度 | 主な含有建材 | 対策・費用影響 |
| レベル1 | 極めて高い | 吹付石綿など | 厳重な隔離措置(負圧除塵装置)が必要。費用は最も高額。 |
|---|---|---|---|
| レベル2 | 高い | 保温材、耐火被覆材など | レベル1に準じた対策が必要。 |
| レベル3 | 比較的低い | Pタイル、外壁仕上材など | 湿潤化など飛散防止策を徹底。比較的費用は抑えられる。 |
アスベストの対策方法には、アスベスト層を完全に取り除く「除去」、薬剤を吹き付けて飛散を防止する「封じ込め」、板材などで完全に覆ってしまう「囲い込み」があります。解体工事の場合は、原則として最も安全な「除去」が選択されます。除去作業にあたっては、労働基準監督署等への届出や、作業後の空気環境測定、特別管理産業廃棄物としての適正処分が法律で義務付けられています。
1977年3月以前に建てられた事業用ビルでは、照明器具の安定器や変圧器(コンデンサ)に、有害物質であるPCBが使用されている可能性があります。PCB含有機器は、専門の処理業者に委託して適正に処分しなければならず、高額な処理費用がかかります。解体前の現地調査の段階で、照明器具の型番などを確認し、PCBの有無を調査しておくことが、後々のトラブルを防ぐために重要です。
アスベストやPCBの対策は、人々の健康と安全を守るための絶対条件です。費用を安くするために調査や対策を怠るような業者は決して選んではいけません。弊社では、有資格者による徹底した事前調査と、法令に則った安全な除去作業をお約束します。お客様と近隣住民の皆様の安全を最優先に考えることが、プロとしての責務です。
解体工事には、本体の費用以外にも、活用できる制度や、解体後に発生する税金の変化など、知っておくべきお金の話がいくつかあります。自治体の補助金制度をうまく活用できれば、負担を大きく軽減できる可能性があります。これらの注意点を事前に把握し、総合的な資金計画を立てましょう。
補助金を探し、申請するまでの手順は以下の通りです。
※東京都の例です。各自治体の制度をご確認ください。
敷地内に住宅(居住用マンション等)が建っている土地には、「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税が最大で6分の1に軽減されています。しかし、建物を解体して更地にすると、この特例の対象から外れてしまいます。その結果、翌年から土地の固定資産税が大幅に上昇する可能性があるのです。解体のタイミングと、その後の土地活用計画をセットで考え、税金の負担増も考慮に入れることが不可欠です。
解体後の土地の仕上げ方(整地仕様)は、次の土地活用計画に合わせて最適化することが、無駄なコストを省く上で重要です。例えば、すぐに新しいビルを建てるのであれば、基礎工事で掘削するため、解体時の整地は粗仕上げで十分な場合があります。一方、駐車場として利用する場合は、砕石を敷いて平らに転圧する仕上げが必要です。事前に次の計画を伝えることで、最適な整地仕様を提案してもらえます。
解体費用は高額ですが、いくつかのポイントを押さえることで、無駄な出費をなくし、コストを適正化することが可能です。単に価格が安い業者を探すだけでなく、施主様ご自身でできること、業者選定の際に比較すべき点を理解することが、最終的にコストパフォーマンスの高い解体工事に繋がります。
複数の業者から見積もりを取る際は、総額だけを比較するのではなく、必ず同条件で見積もりを依頼し、その詳細な内訳を比較検討することが重要です。特に、「産業廃棄物の処分費単価」「養生シートのグレード」「交通誘導員の配置人数と時間」といった項目は、業者によって差が出やすいポイントです。これらの明細を細かく比較することで、どの業者が最もコスト構造を透明化しているか見極めることができます。
解体費用を左右する要因の一つが、廃材の搬出効率です。工事期間中だけ隣地の敷地の一部をトラックの待機場所として借りるなど、搬出動線を事前に確保するだけで、作業効率は大きく向上します。また、繁華街など日中の車両通行が難しいエリアでは、夜間や早朝に時間帯を分割して搬出作業を行うことで、結果的に工期短縮とコスト削減に繋がるケースもあります。
建物内に残っているオフィス什器や設備などの残置物は、事前にご自身で専門の買取業者に売却したり、処分したりするだけで、高額な産業廃棄物処分費を大幅に節約できます。また、解体業者を選ぶ際に、木材やプラスチックなどを細かく分別し、再資源化率を高める努力をしている業者を選ぶことも、最終的な処分費の低減に繋がります。環境への配慮が、コスト削減にもなるのです。
解体後に新しいビルを建てる計画がある場合は、事前に建築会社や設計者と解体業者が連携することが非常に重要です。例えば、次の建築工事で利用できる既存の杭や地下構造物を、解体せずに残す「部分解体」を選択することで、数百万円単位のコスト削減が可能な場合があります。再開発計画全体を見据え、どこまでを解体すべきか最適化することが、トータルコストを抑える鍵となります。
中高層RC造の解体は、業者の技術力と管理能力が工事の品質と安全を大きく左右します。大切な資産を守るためにも、信頼できるパートナーを慎重に見極めることが重要です。以下の点をチェックリストとしてご活用ください。
まず確認すべきは、自社で解体しようとしている建物と同規模(5階建て前後)のRC造解体実績が豊富にあるかです。経験豊富な業者は、特有の課題やリスクを熟知しています。また、適切な重機を自社で保有しているか、下請けに丸投げせず、元請けとして現場を管理する「一次受け」体制が整っているかも、責任感と技術力を見極める上で重要なポイントとなります。
提出された見積書が、「一式」といった大雑把な項目ばかりでなく、どれだけ細かく具体的に記載されているかもチェックしましょう。優良な業者の見積書は、「本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」などの大項目ごとに、さらに詳細な内訳とそれぞれの単価、数量が明記されています。このような透明性の高い見積書は、工事内容への自信の表れであり、後々のトラブルを防ぐことにも繋がります。
契約前に、以下の3点は必ず確認しましょう。
これらの提示を渋る業者は、避けるのが賢明です。
万が一の事故に備え、高額な補償に対応できる損害賠償責任保険に加入しているかは必ず確認しましょう。また、工事中の騒音・振動や粉じん濃度を定期的に測定し、基準値を超えないよう管理する体制が整っているかも重要です。さらに、近隣からクレームが入った際に、どのような手順で誰が対応するのか、社内マニュアルが整備されているかを確認することも、安心して任せられるかの判断基準になります。
業者選びでは、担当者との相性も大切にしてください。解体工事は長い期間を要する事業です。専門的な内容について質問した際に、専門用語を並べるのではなく、お客様の目線に立って分かりやすく説明してくれるか。そうした誠実なコミュニケーションが取れる担当者こそが、最後まで安心して任せられるパートナーの証です。
最後に、RC造5階建ての解体費用に関して、お客様から特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。
ウェブサイトなどで見かける坪単価に幅があるのは、その単価にどこまでの費用(付帯工事や諸費用)が含まれているかがサイトによって異なること、そして何より現場の立地条件や建物の仕様が一つとして同じではないためです。例えば、重機が簡単に入れる郊外の現場と、クレーンによる階上解体が必要な都心の現場とでは、坪単価は大きく変わります。坪単価はあくまで初期の目安と考え、必ず現地調査に基づいた詳細な見積もりで比較することが重要です。
狭小地や旗竿地では、どうしても費用と工期は増加する傾向にあります。コストを抑えるコツは、搬出計画の最適化にあります。例えば、解体で発生したガラを敷地内で一時的に保管し、夜間など道路が空いている時間帯にまとめて大型車で搬出する計画を立てることで、日中の小型車による小運搬の回数を減らし、効率化を図ることが可能です。これには、業者の計画力と近隣の協力が不可欠です。
繁華街の真ん中や、学校・病院に隣接するエリアでは、日中の作業時間に厳しい制限が設けられることがあります。この場合、主な対処法は夜間作業への切り替えです。ただし、夜間作業は照明設備の設置や割増の人件費がかかるため、コストは上昇します。もう一つの方法は、圧砕機などの低騒音・低振動工法を徹底し、日中の作業許可を得ることです。どちらが最適かは、規制の内容とコストを天秤にかけて判断する必要があります。
追加費用が発生しやすい最も多い場面は、地中から設計図にない基礎や杭、浄化槽などの埋設物が見つかった時です。これを完全に回避するのは難しいですが、古い設計図や地盤調査の資料があれば、事前にリスクを予測しやすくなります。また、契約前に「追加費用が発生する可能性がある項目」と「その場合の単価」を書面で明確に取り決めておくことが、後のトラブルを防ぐ最善の策です。
RC造5階建ての解体は、多くの専門的な要素が絡み合う複雑なプロジェクトです。費用は建物の状況や立地によって大きく変動するため、正確な金額を把握するには、信頼できる専門家による現地調査が不可欠です。まずは複数の業者から見積もりを取り、ご自身の建物の解体にいくらかかるのか、「条件差による費用の違い」を具体的に見える化することから始めましょう。
業者を決定する前には、最終チェックとして、以下の点を確認しましょう。
これらの項目について、誠実かつ明確に回答してくれる業者こそ、信頼できるパートナーです。
弊社、㈱インシュアラ(信頼の解体レスキュー)は、1000件を超える豊富な解体実績を誇り、有資格者による自社施工と明朗会計で、お客様に安心と納得のサービスを提供しています。業界最安値水準の価格はもちろん、近隣への配慮や迅速な対応にも自信があります。ご相談、現地調査、お見積もりは全て無料です。まずはお気軽にご連絡ください。お客様の次の一歩を、全力でサポートいたします。