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鉄筋コンクリート(RC造)解体工事の費用ガイド|相場・内訳・工法・節約術まで完全解説

監修者

株式会社インシュアラ 代表取締役
金松 裕基

株式会社インシュアラ(信頼の解体レスキュー)の代表取締役社長であり、同サイトの監修者を務める金松裕基氏。 建物解体、内装解体、店舗解体を主な事業とし、その豊富な経験と専門知識を活かして「信頼」のサービスを牽引しています。代表として、また業界の専門家として、安全かつ高品質な解体工事の実現に尽力し、顧客からの厚い信頼を得ています。

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鉄筋コンクリート(RC造)の解体は、木造に比べて費用が高額になりがちで、何から手をつければ良いか分からずお困りではないでしょうか。解体費用は、建物の構造や立地、アスベストの有無など、様々な要因で大きく変動します。この記事では、解体のプロである「信頼の解体レスキュー」が、RC造解体の費用相場から内訳、コストを抑える実践テクニックまで、専門家の視点で網羅的に解説します。後悔しない解体工事のために、ぜひ最後までご覧ください。

目次

RC造解体の費用相場と前提条件

RC造の解体費用は、建物の構造や立地条件によって大きく変動するため、正確な相場を掴むことが重要です。坪単価だけで判断せず、様々な前提条件を理解することで、ご自身の物件のおおよその費用感を把握し、適切な見積もり比較の第一歩を踏み出すことができるでしょう。

坪単価の目安と延床面積ごとの概算(住宅・マンション・ビル)

RC造解体の坪単価は、建物の種類によって異なります。頑丈な構造のため、木造や鉄骨造に比べて高額になるのが一般的です。まずは以下の表で、建物種別ごとの費用感の目安を掴みましょう。

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建物種別坪単価の目安延床面積50坪の場合の概算
RC造 住宅6万円~8万円300万円~400万円
RC造 マンション7万円~10万円350万円~500万円
RC造 ビル8万円~12万円400万円~600万円

上記はあくまで基本的な工事費の概算です。実際には、後述するエリアや立地条件、アスベストの有無などによって費用は変動します。

エリア・立地・道路条件が相場に与える影響

解体費用は、エリアや立地条件に大きく左右されます。都心部など地価の高いエリアは、人件費や廃棄物処分場の距離が遠いことから費用が上昇する傾向にあります。また、重機やトラックの搬入経路となる前面道路の幅員も重要な要素です。道幅が狭いと小型の重機しか使えず工期が長引いたり、大型トラックが進入できずに何度も往復する必要が生じたりするため、結果的に費用が割増しになるのです。角地かどうかも、作業のしやすさに関わるため、費用相場に影響を与えます。

4階建て以上で追加発生しやすい費用の考え方

建物が4階建て以上の中高層になると、地上から直接解体する工法が難しくなるため、追加費用が発生しやすくなります。代表的なのが、大型クレーンを使用して重機を屋上に吊り上げて上階から解体していく「階上解体」です。この工法は、大型クレーンのレンタル費用やオペレーターの人件費が別途必要となります。さらに、高所作業となるため、より大規模で頑丈な足場や養生の設置が必須となり、その分の仮設費用も低層の建物に比べて高額になることを考慮しておきましょう。

解体費用の内訳と見積もりの読み解き方

解体費用の見積もりは、大きく分けて以下の3つの項目で構成されています。これらの内訳を正しく理解することが、見積もり内容の妥当性を判断し、業者選定を誤らないための鍵です。

  • 本体工事費:建物そのものを壊すための費用
  • 付帯工事費:建物以外のものを撤去するための費用
  • 諸費用:工事を円滑に進めるための経費

本体工事費(躯体解体・基礎撤去・養生)

本体工事費は、解体工事全体の中心となる費用です。見積もりでは、主に以下の項目が含まれます。

  • 躯体解体費
    建物の骨格である柱、梁、壁、床などを解体する費用
  • 基礎撤去費
    地中に埋まったコンクリート基礎を掘り起こし、撤去する費用
  • 養生・足場設置費
    騒音や粉じんの飛散を防ぐための足場や養生シートの設置・撤去費用
  • 重機回送費
    現場まで重機を運搬するための費用

付帯工事費(外構・残置物・地中埋設物・仮設)

付帯工事費は、建物本体以外の撤去にかかる費用です。敷地の状況によって内容は大きく変わります。

  • 外構撤去費
    ブロック塀、カーポート、門扉、庭木、庭石などの撤去費用
  • 残置物処分費
    室内に残された家具、家電、生活用品などの処分費用
  • 地中埋設物撤去費
    解体後に発見された過去の基礎やガラなどの撤去費用(※追加費用の原因になりやすい)
  • 仮設費用
    工事用の仮設トイレや水道・電気の設置費用

諸費用(届出・近隣対応・交通誘導・保険・マニフェスト)

諸費用は、工事を円滑かつ安全に進めるための間接的な経費です。工事の品質を担保する上で不可欠な費用といえます。

  • 各種届出費用
    建設リサイクル法などに基づく役所への書類作成・提出費用
  • 近隣対策費用
    工事前の挨拶回りの人件費や粗品代など
  • 交通誘導員費用
    前面道路の安全確保のための警備員の人件費
  • 各種保険料
    万一の事故に備える工事保険料 ・マニフェスト発行費用:廃棄物の適正処理を証明する書類の作成費用

引用:建設リサイクル法について – 国土交通省

高額化しやすい要因とチェックリスト

RC造の解体費用は、いくつかの特定の要因によって想定外に高額化することがあります。ご自身の物件に当てはまるものがないか、以下のチェックリストで事前に確認してみましょう。

  • 2006年以前の建物で、アスベスト含有の可能性がある
  • 敷地に面した道路が狭く、大型重機やトラックの搬入が難しい
  • 建物内に家具や不用品(残置物)が多く残っている
  • 過去に建て替えを行っており、地中に障害物が埋まっている可能性がある

アスベスト含有の有無と除去費用の目安

アスベスト(石綿)の含有は、解体費用を大幅に押し上げる最大の要因です。2006年以前に建てられたRC造の建物では、耐火被覆材や断熱材などにアスベストが使用されている可能性があり、法律で定められた事前調査が義務付けられています。除去作業は専門業者による厳重な管理下で行われ、レベル1(発じん性が著しく高い)の場合、数十万から数百万円の追加費用が発生することも珍しくありません。

信頼の解体レスキューからのアドバイス

2022年の法改正により、建物の規模に関わらずアスベストの事前調査が【義務】となりました。調査なくして正確な見積もりは不可能であり、調査を怠る業者には注意が必要です。弊社では有資格者による調査から適切な除去工事、役所への届出まで一貫して対応しますのでご安心ください。

引用:石綿(アスベスト)問題への取組 – 環境省

重機搬入不可・狭小地・前面道路規制のリスク

現場の物理的な制約も、費用を増加させる大きな要因となります。重機が搬入できないほどの狭小地や、敷地に面した道路が狭い場合、手作業での解体(手壊し)の割合が増え、工期が長期化し人件費がかさみます。また、前面道路に時間帯による車両通行規制などがある場合、作業時間が限られたり、夜間作業を余儀なくされたりすることで、割増料金が発生する可能性があります。

残置物の量・混合廃棄物比率・分別手間

建物内に残された家具や家電、生活用品などの「残置物」の処分費用は、施主の負担となります。量が多ければ多いほど、処分費用は高額になります。特に、一般ごみと産業廃棄物が混在した「混合廃棄物」の状態になっていると、処分費用は割高になります。解体工事の前に、できる限りご自身で整理・処分しておくことを強くお勧めします。

地中障害(杭・ガラ・タンク)の発見と対応

地中障害物の存在は、見積もり段階では予測が難しく、追加費用の原因となりやすい項目です。建物の解体・撤去が完了し、地面を掘り起こした際に、以前の建物の基礎やコンクリートガラ、浄化槽などが発見されることがあります。これらの障害物を撤去するためには、追加の作業と処分費用が必要です。

信頼の解体レスキューからのアドバイス

「解体してみないと分からない」のが地中障害物です。だからこそ、契約前に「もし地中障害物が発見された場合、どのように対応し、費用はいくらかかるのか」を書面で明確に取り決めておくことが、後々のトラブルを防ぐ最大の防御策になります。

RC造の代表的な構造とコスト特性

RC造には、主に「ラーメン構造」と「壁式構造」の2つの代表的な構造があります。どちらの構造で建てられているかによって、解体の難易度や工期、そして費用が異なります。

ラーメン構造:柱梁フレームの解体難度と工期

ラーメン構造は、柱と梁を強固に接合して骨組みを形成する構造です。多くのマンションやビルで採用されています。解体においては、この太い柱と梁を破砕・切断する必要があり、大型の重機が用いられます。内部空間が広いため重機が入りやすく、作業効率は良い傾向にありますが、頑強なフレームを壊す手間と時間がかかります。

壁式構造:耐力壁の多さによる破砕手間と騒音対策

壁式構造は、柱や梁の代わりに、鉄筋コンクリート製の壁(耐力壁)で建物を支える構造です。主に5階建て以下の中低層マンションなどで見られます。解体時には多くの壁を破砕しなければならず、ブレーカーなどの重機による作業が多くなるため、ラーメン構造に比べて騒音や振動が大きくなる傾向があります。

SRC造との違いと費用差が生まれる理由

SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)は、RC造の鉄筋コンクリートに加えて、骨組みとして鉄骨を内蔵した、さらに強固な構造です。解体時には、コンクリートを破砕した後に、内部の鉄骨を切断するという二段階の工程が必要になります。この手間がかかる分、RC造よりも坪単価が1万円~2万円程度高くなるのが一般的です。

解体方法と主要工法の選び方

RC造の解体には、建物の規模や立地条件に応じて様々な工法が用いられます。最適な工法の選択が、安全性や工期、近隣への影響を左右します。

地上解体と階上解体の違い(安全・騒音・工期)

「地上解体」は、地上からロングアームの重機で上部を壊していく工法で、低層の建物に用いられます。「階上解体」は、大型クレーンで屋上に重機を吊り上げ、上階から順に解体していく工法で、4階建て以上の中高層建物で主流です。階上解体はコストが高くなりますが、安全性や周辺への配慮に優れています。

圧砕機工法・ブレーカー工法・転倒工法の比較

RC造の解体では、現場の状況に合わせて様々な重機アタッチメントを使い分けます。

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工法名特徴メリットデメリット・注意点
圧砕機工法ハサミのような重機で静かに噛み砕く騒音・振動が少ない作業スピードがやや遅い
ブレーカー工法ノミのような重機で打撃し、破砕する作業効率が高い騒音・振動が大きい
転倒工法壁や柱を内側に倒してから破砕する高所作業が減り、安全性が高い倒すための広いスペースが必要

粉じん・振動・騒音の抑制策と近隣対策

RC造の解体工事では、粉じん、振動、騒音の発生が避けられません。そのため、建物全体を養生シートで覆い、作業中は常に散水を行うことで粉じんの飛散を抑制します。また、低騒音・低振動型の重機を選定し、工事前の丁寧な近隣挨拶を行うことが、トラブルを未然に防ぐ上で極めて重要です。

事例で見るRC造解体の費用レンジ

ここでは、実際の解体事例を基に、具体的な費用感を掴んでいきましょう。

2階建てRC住宅のケース:残置物あり・外構撤去込み

延床面積40坪のRC住宅で、残置物処分と外構撤去も含む場合、本体工事費(約280万円)に加え、残置物処分費(30~50万円)、外構撤去費(40~60万円)が追加され、総額は【350万円~390万円】程度が目安です。

4階建てRCマンションのケース:狭小地・階上解体対応

延床面積150坪のRCマンションで、狭小地のため階上解体を行う場合、本体工事費(約1,200万円)に、クレーン費用や割増の養生費(150万円~250万円)が上乗せされ、総額は【1,400万円~1,500万円】程度になることが考えられます。

5~7階建てRC/SRCビルのケース:アスベスト除去+夜間規制

延床面積300坪のSRC造オフィスビルで、アスベスト除去と夜間作業が伴う場合、本体工事費(約3,000万円)に加え、アスベスト除去費用(200万円~400万円)、夜間作業の割増料金などが追加され、総額は【3,500万円~4,000万円】を超える大規模な工事となるでしょう。

シミュレーションで把握する概算費

ご自身の物件の解体費用がどのくらいになるか、シミュレーションしてみましょう。

坪数別・建物種別での概算早見(住宅/共同住宅/事務所ビル)
※あくまで本体工事費の目安です。

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延床面積RC造住宅 (坪7万円)RC造共同住宅 (坪8万円)RC造事務所ビル (坪9万円)
30坪約210万円約240万円約270万円
50坪約350万円約400万円約450万円
100坪約700万円約800万円約900万円
200坪約1,400万円約1,600万円約1,800万円

条件別の加減算モデル(角地・前面道路幅員・重機制限)

上記の概算費用に、以下の条件を加味して調整します。

■ プラス要因(費用増)

  • 前面道路が4m未満(重機制限)…+10%~20%
  • 隣家との距離が1m未満(養生・作業手間)…+5%~10%
  • アスベスト含有あり…別途見積もり(数十万~数百万円)

■ マイナス要因(費用減)

  • 角地で作業がしやすい…-5%程度 ・重機
  • トラックの搬入が容易な広い敷地…-5%~10%

解体後の更地化・駐車場化・建替え前提での最適解

解体後の土地の利用目的によって、最終的な整地の仕上げ方が異なります。駐車場にする場合は固く転圧、建替えを前提とする場合はきれいな土で整地するなど、目的に合わせた最適な仕上げを業者に伝えることで、後の工事がスムーズに進み、トータルコストの削減に繋がります。

費用を抑えるための実践テクニック

RC造の解体は高額になりがちですが、いくつかのポイントを押さえることで費用を賢く抑えることが可能です。

  • 閑散期を狙い、工程や工法を最適化する
  • 残置物を事前に自分で整理・処分する
  • 複数の業者から同一条件で相見積もりを取る
  • 補助金や助成制度を活用する

閑散期・工程最適化・工法選定でのコストダウン

解体業界の閑散期(梅雨時期や夏場)を狙うことで、価格交渉がしやすくなる場合があります。また、現場の状況を業者とよく相談し、騒音などの制約が少なければ、効率の良い工法を併用することもコストダウンに繋がります。

残置物の事前整理・分別で廃棄費を削減

建物内に残された家具や家電などの残置物は、ご自身で処分するのが最も効果的な節約術です。リサイクルショップや自治体の粗大ごみ回収を利用し、工事着手前に「残置物ゼロ」の状態にしておくことで、数十万円単位の費用削減が期待できます。

相見積もりの取り方:同一条件・同一範囲で比較するコツ

解体費用を比較検討するために、3社程度の業者から相見積もりを取ることは必須です。その際の重要なコツは、全ての業者に「同一の条件」(外構撤去は含むか、など)で見積もりを依頼することです。範囲が異なると、正しい費用比較ができません。

信頼の解体レスキューからのアドバイス

一番安い見積もりがベストとは限りません。安全対策のための養生範囲が狭かったり、廃棄物の運搬費が別途請求だったりするケースも。総額だけでなく「工事範囲」「安全対策」「追加費用の規定」の3点をしっかり比較することが、賢い業者選びのコツです。

補助金・自治体制度・再資源化の活用ポイント

解体工事には、国や自治体の補助金制度を利用できる場合があります。特に、老朽化して倒壊の危険性がある「特定空家」に指定された建物の解体や、アスベスト除去工事に対しては、費用の一部を助成する制度が設けられていることが多いです。お住まいの自治体のウェブサイトを確認したり、窓口に問い合わせてみましょう。

引用:空き家対策に関する支援制度等 – 国土交通省

依頼前に必ず確認すべきポイント

解体工事の契約を結ぶ前に、いくつか必ず確認しておくべき重要なポイントがあります。

現地調査で見るべきチェック項目(搬入路・インフラ・近隣)

業者による現地調査には、必ず立ち会うようにしましょう。その際に確認すべき項目は以下の通りです。

  • 重機やトラックの搬入経路(道幅、電線、街路樹など)
  • 電気、ガス、水道といったライフラインの引き込み状況
  • 隣接する建物の状況や、近隣住民の方々との関係性

見積書で外しがちな抜け漏れ(養生・運搬距離・処分費)

見積書を受け取ったら、総額だけでなく詳細な項目までしっかり確認します。特に見落としがちなのが以下のポイントです。

  • 養生の範囲と質(安すぎる場合は要注意)
  • 廃棄物の運搬距離や処分費が「一式」ではなく、数量と単価で明記されているか
  • 地中障害物が発見された場合の対応と費用が明記されているか

アスベスト事前調査・届出・マニフェスト管理の必須事項

アスベストに関する手続きは、法律で定められた施主の義務であり、絶対に軽視できません。有資格者による事前調査、役所への届出、そして工事完了後に受け取る「マニフェスト(産業廃棄物管理票)」の5年間保管は必須です。これらの法的手続きを誠実に行う業者であるかを見極めることが極めて重要です。

工事の流れとスケジュール感

RC造の解体工事は、事前の準備から完了まで、計画的に進める必要があります。

STEP
着工前の準備(約2週間~1ヶ月)

契約後、アスベスト調査、役所への届出、ライフラインの停止手続き、そして近隣へのご挨拶を行います。これらが完了次第、足場や養生シートの設置といった仮設工事に入ります。

STEP
解体着手~分別・積込・搬出・基礎撤去(約1週間~1ヶ月)

内装材などを手作業で撤去した後、重機で建物の躯体を上部から解体していきます。コンクリートガラと鉄筋を適切に分別しながら、処分場へ搬出します。最後に地中の基礎を掘り起こし、撤去します。

STEP
整地・完了確認

マニフェスト保管まで 基礎の撤去が終わったら、土地を平らにならす「整地」作業を行います。施主が現地を確認し、問題がなければ工事は完了です。後日、業者からマニフェストを受け取り、大切に5年間保管してください。

トラブル回避と品質確保のコツ

追加費用が発生しやすいタイミングと回避策

追加費用が最も発生しやすいのは、工事開始後に地中から予期せぬ障害物が発見された時です。契約時に「地中埋設物が発見された場合の対応と費用」について、書面で明確に取り決めておくことが重要です。

安全・コンプラ重視の業者選定基準

価格だけでなく、安全管理と法令遵守の意識が高い業者を選びましょう。

・建設業許可や解体工事業登録の有無 ・産業廃棄物収集運搬業許可の有無 ・万一の事故に備えた損害賠償保険への加入 ・アスベスト関連法規やマニフェスト制度への正確な知識

建替え予定がある場合の建築会社連携

解体後に新しい建物を建てる予定がある場合は、解体業者と建築会社の連携が非常に重要です。どのような状態で土地を引き渡してほしいかを事前に建築会社に確認し、その情報を解体業者に正確に伝えることで、後の工事がスムーズに開始できます。

よくある質問(FAQ)

RCと木造・鉄骨造でなぜ費用差が大きい?

費用差の最大の理由は、構造の頑丈さの違いです。以下の表の通り、RC造は解体に手間と時間がかかり、廃棄物も重く多いため、費用が高額になります。

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構造坪単価目安費用が高くなる主な理由
RC造6万~12万円非常に頑丈。重く大量のコンクリートガラが発生。
鉄骨造4万~7万円骨組みの鉄骨の切断に手間がかかる。
木造3万~5万円比較的解体が容易。廃棄物が軽い。

解体期間はどのくらい?近隣への影響は?

解体期間は、30坪程度の2階建てRC住宅で約3週間~1ヶ月が目安です。工事期間中は、騒音・振動・粉じんが避けられないため、弊社では着工前の丁寧なご挨拶はもちろん、高性能な養生や散水を徹底し、近隣への影響を最小限に抑える対策を講じております。

更地渡しの範囲と境界・杭の扱いは?

一般的に「更地渡し」とは、建物と地中の基礎をすべて撤去し、土地を平らにならした状態を指します。土地の境界を示す境界杭は、誤って撤去・移動させてしまうと大きなトラブルになるため、工事前に位置を業者と施主双方で確認し、慎重に取り扱う必要があります。

まとめ|RC造解体費用は「構造×立地×工法」で決まる

RC造の解体費用は、単一の要素で決まるものではありません。建物の「構造」の頑丈さ、重機の搬入や作業のしやすさを左右する「立地」、そしてその条件に適した「工法」の選択、これら3つの要素が複雑に絡み合って最終的な費用が算出されるのです。

相場→内訳→要因→対策の順でリスクをコントロール

まずは大まかな相場を把握し、次に見積もりの内訳を理解します。そして、ご自身の物件に潜む高額化要因を洗い出し、それに対する対策を講じる。この順序で計画を進めることが、予期せぬ出費というリスクをコントロールする鍵となります。

現地調査と透明な見積もり比較が最短のコスト最適化

最終的に最も重要なのは、信頼できる専門家による正確な現地調査と、それに基づいた透明性の高い見積書です。複数の業者から同じ条件で見積もりを取り、内容を詳細に比較検討することが、結果的にコストを最適化する最短の道筋となります。

㈱インシュアラ(信頼の解体レスキュー)に相談する

RC造の解体に関するお悩みやご不安は、ぜひ私たち「信頼の解体レスキュー」にご相談ください。長年の経験と豊富な実績を活かし、お客様一人ひとりの状況に合わせた最適な解体プランをご提案いたします。

無料現地調査と概算見積りの申し込みフロー

  • お問い合わせ まずはお電話またはウェブサイトの専用フォームから、お気軽にお問い合わせください。
  • 無料現地調査 担当者がお客様のご要望を伺った後、日程を調整し、無料で現地調査にお伺いします。建物の状況や立地条件をプロの目で詳細に確認します。
  • 見積書のご提出 後日、写真付きの分かりやすい調査報告書と、詳細な見積書をご提出いたします。お見積もりまで一切費用はかかりませんので、安心してご相談ください。

アスベスト調査・届出代行・近隣対応までワンストップ対応

「信頼の解体レスキュー」の強みは、解体工事に関わるあらゆる業務をワンストップで対応できる点です。複雑なアスベスト調査や役所への届出、近隣へのご挨拶も全てお任せいただけます。解体の全てを安心して任せられるパートナーとして、ぜひ弊社をご活用ください。

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