まずは建築でのアスベストの役割について
「一般的に、天然鉱物繊維である石綿(いしわた・せきめん)のことを指します。
過去に建築された建造物において、鉄骨に吹き付けるなどの施工方法で使われてきました。
断熱性、耐火性、絶縁性、防音性などに優れ、アルカリや酸のような化学製品にも強いです。」
この様に昔は建造物においてとても重宝され有効な施工であると思われていたアスベストですが、近年大変な社会問題になりました。
それは何故か、飛散したアスベストはさまざまな健康被害をもたらします。
● 飛沫により人体に容易に吸引される
● アスベスト起因の疾患(石綿肺、肺がん、悪性中皮腫など)を発症する
● 潜伏期間が数十年に渡る
この様な健康被害が相次いで出た結果、政府はアスベスト施工を禁止としました。
1990年代まではアスベストが全面禁止になっていなかったので、もちろん解体する現場においてはアスベストが確認される事も多々あります。
住んでいた住人や解体する作業員に甚大な被害をもたらすアスベストですが、処理をする際にも細かい規定があります。
例えば、現場の安全性を確保するため下記講習を実施しているのはその一環といえるでしょう。
● アスベスト含有の建造物解体に必要な講習
● アスベスト調査に必要な講習
またアスベストを含有する建造物の解体には「石綿取扱作業従事者の特別教育」、または「石綿作業主任者の技能講習」の受講が必須です。
弊社では有資格者でアスベスト撤去作業に長けた作業員もおります。
是非ご相談ください。